平成26年5月20日(No6361) 25年ぶりのジェルコ総会
投稿日:2014.05.20
25年ぶりのジェルコ総会
ジェルコ(日本増改築産業協議会・現日本住宅リフォーム産業協会)の30周年記念総会が開かれ、オレンジフェスタの準備で忙しいのに参加させてもらった。今でこそリフォームの呼称はポピュラーになったが、30年前の業界は虫けらのようなもので建築業界らも消費者からも相手にされなかった。松下電工が「増改築」という呼称を創り出し業界に参入。
リフォームという言葉が生まれるまでは「増改築」が通り名であった。東京に「新建材」という雑誌があり、黒瀬という主幹の呼びかけで全国から10社が集まった。そして増改築という新しい産業分野を起し、社会の認知を受けるため画期的な企画を立てた。その10社の中になぜマルコシが選ばれたのか、まったく記憶がない。5年間ほど中核として働いた。
最初の役職は広報委員長。業界新聞社や雑誌の記者たちと月一回の定期懇談会を開催し、業界の認知に向けて働いた。ジェルコニュースも創刊した。次が戦略本部長。今も続いている実践研究会を主宰した。広島でも2回開催した。建設省にも出向いて連携に動いた。しかし、少しやり過ぎたのか、東京の役員たちから袋叩きにもあった。嫌気がさして引退した。
増改築相談員制度、増改築フェアー、研究会制度などは全てオリジナルで手掛けた。当時の10社は京都の「シーズン」と「マルコシ」の2社が生き残り。発起人の生存者は3人。他の7人は亡くなったか、行方不明になったか。発表も聞かせてもらい旧知とも話し合ったが、マルコシの方向性は他社に比べてはるかに先駆けている。これからどう生かすかだ。
懐かしい人たちにも出会ったが、ほとんど昔の真相は知らない。心を許した友は喜多ハウジングくらい。全て遠くなった。