平成26年5月29日(No6370)   働くことは憂鬱か

働くことは憂鬱か

ゴールデンウィーク最終日の5月6日、報道ステーションの天気予報で別嬪のアナウンサーが「明日から憂鬱な日が始まりますね。でも3日過ぎたら快適な週末が待っています」とにっこりした。好意を持っていただけにくだらないコメントにがっくりきた。働くことは憂鬱で遊ぶことがそんなに快適なのか。アナウンサーは憂鬱を我慢してほほ笑んでいるのか。

 

戦中族にとっては働かせてもらえることはそれだけで嬉しい。働く場所があるだけでバンザイだ。勿論辛いこともあるが、それは楽しみの前奏曲みたいなもの。どうみても周りの若者たちは嬉々として働いているようにしか見えない。あの顔は憂鬱を耐えているようには見えないのだが…。働きたいのに働く場所がなくなり、毎日が休日では楽しくないだろう。

 

同級生が「あんたはいいな、毎日働けて幸せだ。ワシは1年で40日は役割がある。残り325日は全部休日だ。こんな不幸なことはない」とこぼしていた。振替休日は3連休を作って消費を促すために作られた。新しい休日も目的は似ている。働くことを控え遊びに金を使うことを奨励しているようなもの。どこか狂っていないか。人間は働くために生きている。

 

「ゆとり教育」で日本の優れた教育の伝統を壊してしまった。もともと日本人は勤勉な民族であり、他民族より働くことに誇りを持って国づくりをしてきた。「勤勉」は日本人の金看板である。「ゆとり労働」は悪である。間違っていると言われるだろうが、零細企業は人一倍働かなければ成り立たない。休日の労働を厭わない社員のお蔭で企業が成り立っている。

 

死ぬ気で働くことは決して悪いことではない。しかし、過酷な労働で社員を潰すのは悪である。労働環境の整備は急務だ。

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