平成26年7月16日(No6418)   なにゆえ仕事はこれほど楽しいのか

なにゆえ仕事はこれほど楽しいのか

「仕事人」として尊敬している『ジャパニスト』主宰の高久多美男さんは、4年前「なにゆえ仕事はこれほど楽しいのか」というタイトルの本を上梓された。「ゴールデンウィークも今日まで。明日から憂鬱な日々が始まります。でも3日すれは週末の楽しい日が待っています」と平気な顔で述べた某局のお天気アナウンサーが仰天するようなタイトルである。

 

書き出しは「仕事はほんとうにおもしろい。どうしてこんなにおもしろいのか、と考えることがまたおもしろい」。269㌻の大作である。仕事を面白いと感じるにはどういう条件が必要か。①自分に合った仕事を見つける。②その仕事をとことんやる。③その中から感謝の人間関係を築き、遣り甲斐を自覚する。④自分の仕事と社会の接点を見出し、使命感にまで発展させる。要約すれば以上の4点であろう。(257p)

 

わが社の仕事は住宅リフォーム業である。四つの条件を満たしている。問題は①の理解だが、「ご縁のあった仕事を好きになる」。これしかない。そうすれば自分に合った仕事は簡単に見つかる。どうやって好きになるか、前提条件は難しそうだが、良いお客様にご縁があれば満たせる。良いお客様をどうやって見つけるか。これこそ会社の最も大切な仕事である。

 

わが社は良いお客様を社員にプレゼントするために、全力を挙げる。あらゆる能力を傾注する。お客様を無理して探さなくても、天から降ってくるような仕組みにすればよい。そうなれば「憂鬱な日々」どころか、「楽しい日々」のオンパレードになる。勿論社員の能力が決め手になる。だが、そのベースは会社が作るべきだと思う。毎日そればかり考えている。

 

高久さんのレベルには届かないが、同じ道を歩き始めている。

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