平成26年8月7日(No6440)   原爆記念日

原爆記念日

原爆の日を迎えると55年前の平和大行進を思い出す。当時は田舎にも多くの若者が暮らし、例外なく青年団活動に参加していた。赤(左翼)かぶれの若者も多く、青年団に思想的背景はないが何となく赤旗を振ったものである。高田郡(現安芸高田市)は吉田町が中心であり、若者は赤旗や青年団の旗を持って集結し、行進をスタートさせたものである。

 

八千代町と可部町の境目でバトンタッチをし、それぞれの町の青年団が平和公園を目指した。それは東からも西からも南からも北からも広島に向かった。平和公園付近は右翼と左翼が激突し、まさに戦争状態で「安保反対」の怒号は、祈りの祭典とはおおよそ場違いであったが、当時としては当たり前のこと。筋違いの熱気に溢れ、今の若者には考えられない。

 

被爆から69年目の今年の広島原爆の日は、朝から篠突く雨に見舞われた。原爆の日は灼熱の太陽が定番だったが、雨は1971年以来43年ぶりとなる。安倍首相も白いビニールの雨合羽をまとい献花された。「人類史上唯一の被爆国として、わが国には『核兵器のない世界』を実現していく責務がある」と挨拶された。潘基文国連事務総長もメッセージを送った。

 

松井市長は原爆を「子どもたちから温かい家族の愛情や未来の夢を奪った『絶対悪』」と強調。「被爆者の人生を自身のこととして考え、行動を」と呼びかけた。雨の中集まった45,000人の参列者は、原爆投下の午前8時15分、一斉に黙祷を捧げた。この1年間に死亡が確認された原爆死没者は5507人、生存者は13年度末で19万2719人となった。

 

松井市長は、平和憲法のもとで69年間、戦争がなかった事実を受け止め、平和国家の道を歩み続けるよう政府に求めた。

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