平成27年10月17日(№6876) 義援金の行方
投稿日:2015.10.17
義援金の行方
先月の27日、全国の善友の皆さんと地域の思いやりに溢れた皆さんのお陰で「第五回東日本大震災&広島土砂災害の復興支援」のチャリティイベントを開かせてもらったが成功した。ささやかながら義援金を贈ることが出来ると喜んだ。セレモニーとして広島義援金を皆さんの前で渡したかったが、残念ながら受け取り手がいない。もっと探せばよかったのだが。
さらに義援金の受け取りは9月30日期限と伝えられ、愕然とした。役所に尋ねると不要だという。テレビで市長の談話も伝えられた。折角、多くの皆さんの協力で集めて義援金だが、受け取ってもらえないのは残念だ。ほんとうに被災者に義援金が不要なのか。行政の配慮が足りないのではないか。残念ながら広島の土砂災害については、以後、放念したい。
東日本災害の復興支援には第一回のチャリティからささやかな義援金を贈っている。今回も「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎さんに申し出た。ところが鍵山さんより辞退の手紙が届いた。「ご寄付の申し出はありがたい限りだが、今回はご辞退したい。理由は広島市にも大きな災害が発生し、未だ復旧途上であるからです」。心の広い方はここが違う。
改めて広島の事情をお伝えし、重ねて義援金を贈らせていただきたいと申し出た。早速嬉しいご返事を頂いた。「義援金は東日本と常総水害のボランティア活動に必要なバスのチャーター代に充当させていただく」。これでホッとした。たくさんの皆さんの善意が被災者のみなさんの役に立つ。しかも目に見える形となればこれほど嬉しいことはない。感謝で一杯。
義援金は拠出したらそれでおしまいか。個人の場合は構わないが、多くの善意を集めたときは使われ方にも関心が必要だ。