平成27年3月23日(№6668) 入社前研修・その一
投稿日:2015.03.23
入社前研修・その一
求人難の時代に入って久しいが、今年はさいわいにも四大卒の男子が入社してくれることになった。昨年は入社日直前になってドタキャンに遇い、残念ながら新入社員ゼロ。最近は人材の獲得が難しい上に、せっかく入社しても定着率が極めて悪い。「最近の若者は…」などとお決まりのセリフで相手を責めても解決にはならない。わが方の問題解決こそ急がれる。
4月に入社する村田大志くんは広島大学文学部ドイツ語科の出身である。リフォームとは縁もゆかりもない。趣味は演劇とカラオケというから変わり種だろう。入社前研修にはもう一人中途採用の一級建築士・大須加篤くんを帯同した。スケジュールは極めてタイトで柔弱な若者に耐えられるかどうかという代物。無駄な時間を省くため新幹線での移動とした。
研修は全工程一泊二日で、初日は広島⇒横浜(イケア港北店・秋山木工・夢工房だいあん)⇒新宿(泊)、二日目は午前5時半集合で新宿歌舞伎町の街頭清掃に参加⇒茨城県(前川林業)⇒東京⇒広島(23:20着)。食事は移動中とし初日の夕食以外は時間をとっていない。行きも帰りも車中で駅弁、初日の昼食は時間がなくて流れてしまった。満腹よりは成果が上がる。
研修の主たる目的は一流の経営者に謦咳に触れ、人としての生き方を学ぶことにある。初日は日本で唯一の職人育成会社「秋山木工」の秋山利輝社長、日本一人情の濃い「だいあん」の光田敏昭代表。二日目は掃除の神様と称される「日本を美しくする会」の鍵山秀三郎相談役、北関東の雄「前川林業」の前川静夫社長に勝手なお願いをし、聞き入れてもらった。
一流の人物の謦咳に触れて二人が何を感じたか分からないが、人としての琴線に触れてもらったのではないかと思う。