平成27年3月8日(№6653)  「塾」スタート

「塾」スタート

経営的考え方を持つ人材を育成しようと「社内塾」を週一回のペースでスタートした。自分の考え(主張)を持つ、他に伝える、賛同を得る、実践する、成果を上げる、検証する、そういう風土ができればと願っている。企業の目的についてそれぞれの意見を聞きながら、理解を深める方法で進めている。経営環境は益々厳しくなっている。人材力が企業力である。

 

「企業の目的は、働いている社員を幸せにすること、お客様や地域社会に貢献すること。会社は大きくすることよりも潰れない強い会社にすること」のコンセプトを共通認識とすること。そのために会社は、社員は、何をすべきか考える。そして行う。成果を上げる。共通の目的に向かって力を合わせることの大切さを話し合った。その一つ「任せきる」の実例。

 

任せきるとどうなるか。任せられるとやる意欲が湧き、潜在能力が芽を吹き、良い結果が得られる事例をあげた。それを阻害するのは任せたものの不要な介入である。「任せる」と「任せきる」は似て非なるものだ」。成功例として四つの事例で解説し、理解を求めた。社員の能力のレベルは仕事を任せないと判定できない。もちろん頑張って結果が出ない場合もある。

 

成功事例の一つは「清掃活動」。二つ目は「広報活動」。三つ目は「子どもの教育」。四つ目は「新コミュニティ創り」。すべてがビジネス活動の下支えになっている。成功した要因は担当者を信頼して「任せきった」ことにある。目的を示し、進め方のポイントを理解させ、常に関心を持ち続け、必要に応じて助言を行う。助言に拘束性を持たせないことも不可欠。

 

「任せきること」「放任をせず関心を持ち続けること」「いざというときバックアップすること」。この三条件が要点だ。

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