平成27年4月14日(№6690) 春の遠足
投稿日:2015.04.14
春の遠足
「人生講座」「生涯学習」に参加される皆さんを対象に、毎年春秋の二回バスで親睦を深めている。最近はバスのチャーター費が値上がりし、格安の会費による運営が難しくなっている。限られた条件の中で岡元塾頭は、コースの調整や無駄な経費の節減に努めやりくりしている。この春は第十回で備後の三名社巡りが企画された。生憎の雨だったが欠席者ゼロ。
経費の節減で走行距離を短くしたが、これが見事に当たった。多少の見栄があってか愚痴は出ないが、走行距離は短い方が歓迎される。何と言っても古希を超えたメンバーが9割を占める。時間に余裕があれば心まで豊かになる。旅は晴れがいいと言うが、傘を差しての散策はその上を行く。これも経験してみなければわからない。もっとも風が吹けばべつだが。
行き先は広島県東部の「御調八幡神社」「円鍔勝三美術館」「甘南備神社」「吉備津神社」の四ヶ所。企画は「古代の道」担当の小山正常任講師の役割。バスの車中でもメンバーを退屈させないようお勉強。「何処に行く」というよりも仲良しメンバーで出かけることが目的だから、雨が降っても神社の階段が難儀でも簡単に飲み込んでしまう。苦情など出る余地はない。
甘南備神社ではバスの規則で片道1400歩のウォーク。その上200段の石段が待っていた。傘をさして駄弁りながらのんびり歩く。まさに至福のひとときである。68歳から84歳までの幸齢者は難なくこのコースをこなした。一人の落伍者もいない。楽ではなかったと思うが、多少の見栄もあってか元気が良かった。これに比べれば観光会社のツアーは味気ない。
帰途のバスでは三島、入川両講師がメンバーを盛り上げてくれた。バスの値上げのお陰で走行距離が短くなったのは幸運だった。早くも秋の遠足について希望が述べられていた。