平成27年5月15日(№6721)  高齢者時代のリフォーム

高齢者時代のリフォーム

かつて二世帯住宅のリフォームが盛んな時代があった。父親が定年になり息子夫婦と同居する。そのためにリフォームする。リフォームというより増改築だ。費用は父親の退職金と蓄えを充てるというパターンが多かった。だから金額も張った。まさかバブルが弾けるとは思わないから、結構ぜいたくにお金を使った。一物件で2千万円の工事は珍しくなかった。

 

真亀地区では「マルコシ銀座」と言われるほど増改築が相次いだ。今では夢物語である。工事件数は増えているが、売上は低下傾向にある。さらに発注者の年齢が高齢化の一途を辿っている。かつては50歳代が中心であったが、今では後期高齢者も珍しくない。商売のあり方も「売る」から「お役立ち」に大きく変った。しかも工事パックの価格競争である。

 

お役立ちのまっとうな商売を心がけていても、巷に氾濫する激安チラシにさらわれる。顧客管理にも問題があるだろうが、新規客に期待しない顧客相手の商売をするように教わる。誰もが支出は少ない方を歓迎する。世の中は凄まじいほどドライに変化しているが、それでも商売は心温かでなければ価値がないと頑固に進めている。頭の切り替えが求められる。

 

高齢者に喜ばれ、その上で役立つ仕事をすることが生き残りの条件であれば、辛くてもそれに徹しなければならない。小さな仕事を数多くこなしながら、売上を上げ、利益を上げる。しかもお客さまの対象が年金族ともなれば、天から利益が降ることはない。知恵と工夫の中から利益を生み出さねばならない。それが必然であるならば必ず道がなければならない。

 

その道をどうやって見つけるか、見つけたものが勝利者への道を歩ける。それは激安販売やパック販売の道ではない。

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