平成27年5月8日(№6714)  晴雨に関わらず

晴雨に関わらず

親子農業体験塾「志路・竹の子学園」の運営にはたくさんの約束事があるが、その中のすぐれものに「晴雨に関わらず」の項目がある。自然が相手であるから活動は天候に左右されず行うというものだ。この一項目のおかげで雨や風の日などの問い合わせが11年間一度もなかった。このことは大切な教訓となり、後に「例外なし」の行動基準にした。

 

言葉というものは不思議である。このことが日々の行動から「否定」という言葉を除外してしまった。「出来ません」という      言葉はよく聞くが、本当に出来ないのか、出来ないと思い込んで最初から諦めているのか。どうしたら出来るのか、何処までなら出来るのか、どのような条件が整えば出来るのか、と考えるようになり、思考回路が全く変わってしまった。

 

どんな条件であろうとその気になれば出来る、「晴雨に関わらず」という取り決めが、前向き習慣の人間に変えてくれた。屁理屈を言うようだが「否定」を除外すると「無理」という言葉まで遠くなる。人間は無理をしなければならない場面はいくらでも訪れる。自分に負荷をかけて無理を続けているといつの間にか無理をしないでできる自分を創造してしまう。

 

「したいと思います」という言葉もよく聞くが、これは単なる願望であり「意志」とは違う。「やりたい」を「やる」という「意志」に変え、やらざるを得ない環境に身を置く、それも一つの生き方である。「竹の子学園」の五月塾は、田植えが中心の農作業である。出来る方法を考える、もし問い合わせがあれば「雨合羽のご用意を」「着替えをたくさん」と答える。

 

と強がりは言うが農作業に雨は禁物。続けていれば「無理」も「無理」でなくなる。晴雨に関わらず決めたことをやる。

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