平成27年6月1日(№6738)  川が消える

川が消える

時間の経過は早いもので今日から一年の後半に入る。衣更えの日だが今年は5月の始めから真夏日の連続、とっくに服装は夏そのものである。次の日曜日は竹の子学園の6月塾。今のところ雨の心配はない。子どもたちの大好きなサツマイモの苗植えがある。早くも収穫が始まる。タマネギ、ダイコン、ジャガイモなど。他には4~5月に植えた野菜の手入れなど。

 

6月塾の大きな楽しみは「父の日」。毎年親子が魚釣を楽しむのだが、今年は昨年の広島土砂災害の後遺症で川が干上がってしまった。その上至るところで災害復旧工事が進行中である。お陰で川に水なし、ついに魚まで姿を消した。こうなれば魚釣りを楽しむことはできない。この分では夏休みの川遊びも難しい。雨乞いをしたくなるほど。自然相手は難しい。

 

先週末、畑の水遣り作業を兼ねて川探検に出かけた。前述のように川に魚はいない。いつもなら魚たちがいっぱい泳いでいる浅瀬が、砂利で埋め尽くされている。おまけに真夏日の連続、川は砂利道に姿を変えていた。信じられないことたが砂利道の隙間を水がチョロチョロ流れている有様。魚たちはいったい何処へ姿を消したのだろう。信じられない光景だ。

 

最近は母子家庭が多くなり「父の日」の行事をしない学校が増えている。父のいない子どもたちには残酷だという理由による。竹の子学園ではサポーターたちが年老いた父の代役を務めながら続けている。日頃は接触が少ない父たちと一緒に何かをすることを子どもたちは望んでいる。何とか期待に応えたいが咄嗟に妙案も浮かばない。どうすればいいのやら。

 

木工教室なども候補に上っているが、材料や道具を揃えるには時間が足りない。ともかくベストを尽くす。それが役割だ。

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