平成28年12月10日(№7178) 権腐十年

権腐十年

広島県呉市の市長選は来年の11月に投開票が行われる。現職の小村市長はすでに三選を果たしているが、多分四選を目差されるだろう。山口県防府市の市長はすでに四選目であるが、最近会っていないので果たして五選を目指されるかどうか分からない。いちばん難しいのが二選目でその難所を過ぎれば三選、四選への道が拓ける。但し有権者にとっては如何。

 

在任期間の長い多選の知事が増えている。47都道府県で四選以上の知事は12名、4年前に比べて6倍になる。表題の「権腐10年(権力の座に居座ると腐る)」福田栃木県知事の言葉。「自ら律して県政に全力を注いできた。引き続きやってほしいと要請された」。言葉にそむいて立候補し圧勝した。特段の批判はなかった。対立候補も形だけ。これは腐敗への道では。

 

埼玉県は上田清司知事の提案で04年に四選を自粛する制度を作ったが、昨年の知事選で後継者不足から直接県民に聞くとして立候補、圧勝で四選を果たした。自分で多選禁止の方を作り、自分で破る。いくら圧勝をしてもこれでは有権者を馬鹿にしたと言われても仕方がない。野党の力が弱くなり、政治家の意欲が衰えれば、新しい人材の輩出は望めない。

 

冒頭の呉市の小村さんは働き盛りだから四選に立候補されるだろう。彼のように実行力があり真面目な人はいない。問題は対抗馬に元国会議員が立候補すると記者会見で宣言した。これは強敵である。現職を破ったときは激戦だった。その後二回は楽勝だった。来年11月、元気であればフル回転して応援したい。小村さんのお蔭で呉市は元気が続いている。

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