平成28年4月21日(№6979) なお続く余震

なお続く余震

地震王国日本にも珍しい地震が「平成28年熊本地震」。4月14日の発生以来1週間を超えるが、なお強度な余震が続発している。14日の前震では9人が死亡、九州全体では重傷者は210人、軽傷者は885人を合わせて1,000人を超えた。県内の建物の被害は全壊1454棟、半壊1324棟に上る。宇土、八代の市役所は崩壊の恐れがあり使えない。

 

避難者数は前震後は4万4千人で15日には一時減ったものの17日午前9時半には熊本県内で18万人を超えた。相次ぐ余震への恐れから車中泊を続ける避難者も多い。20日までに震度1以上の地震は707回、震度4以上は90回に上る。ライフラインは20日、電力は完全復旧した。水道は配管の破損が多く9万8400戸が断水したままになっている。

 

ガスは二市五町の十万五千戸が止まったままだ。20日正午までに千二百人が応援に入り488戸のガス栓を開いた。完全復旧の見通しは立っていない。九州新幹線は前震で脱線している。復旧の作業をしているが、壊れた箇所が150を超えている。熊本空港は一部を再開したが、全面開港には程遠い現況にある。空港ビルも部分的に活用されている。

 

高速道路は至るところが陥没し、法面が崩落している。跨道橋が九州道の上に崩れ落ちた。20日午後5時現在、九州、大分の両自動車道と九州中央道の4区間が全線通行止めになっている。一般道も各地で寸断され、阿蘇大橋は崩落した。熊本城の東十八間櫓と北十八間櫓は土台の石垣ごと崩れ落ちた。十七世紀、加藤清正が築城した当時からの櫓だった。

 

被害の全容は定かではないが一説によると建物の崩落は一万戸を超えるようだ。もともと九州は地震と縁が薄かった。これからどうなるのか、学者たちも予想外で戸惑っている。

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