平成28年6月19日(№7024) 世界一! イチロー

世界一! イチロー

ビート・ローズさんはお気に召さないようだが、イチローが4257安打を放ち新しい境地へ踏み出した。イチローのヒット日米野球の積み重ねだが、ローズがケチをつけるのは間違っている。ローズの生涯安打は4256本、間違いなく大リーグ№1である。イチローのヒット数は世界№1である。そう考えればローズも納得するだろう。日本から世界一が誕生。

 

3085安打の日本記録を持つ張本氏は、イチローの歴史的偉業を称えた。「どうだアメリカ、参ったか。『大あっぱれ』と褒めてやりたい」と拍手した。大抵のバッターはピッチャーより最も遠いところで構える。ところがイチローはボールに走り寄りながら打つ。並外れた動体視力と瞬発力のたまもの。自己管理が徹底している42歳。凄いと感嘆せざるを得ない。

 

大リーグ一の安打記録を持つローズは、「ヒットキング」と称されている。メディアはイチローを「インターナショナルヒットキング」「キングイチロー」と称しててる。いずれ偉業に相応しい称号が冠されるに違いない。マリナーズの岩隈投手は「彼は生きる伝説です。テレビでプレーを見ても、その姿から何歳かを言い当てることは出来ないでしょう」と絶賛。

 

インタビューではやや涙ぐんでいるように見えたが、いつもと変わらず物静かに理路整然と語った。まだこれからという雰囲気を漂わせていた。数年前までは流すヒットが多かった。ローズに並んだピーゴロのヒットはイチローらしい打球だったが、新記録の4257本目は弾丸ライナーのライト二塁打だった。50歳の現役も夢ではない。ローズもやがて抜くだろう。

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