平成28年7月8日(№7043) 自宅で逝きたい

自宅で逝きたい

「住み慣れた自宅で逝きたい」という多くの国民の希望を、叶えるには不十分な現状が浮き彫りになった(産経新聞)。1741市区町村別住宅死の割合が明らかになるのは初めてで死亡場所の全国平均は自宅12,8%、病院75,2%、残りが老人ホームなどで、病院で亡くなる人が圧倒的に多い。自宅で最期を迎えたい人が多いのに希望が適わぬのは残念である。

 

わが家は八十路を間もなく迎える老夫婦であるが、多くの人と同じように自宅で逝きたいと思っている。布団の上げ下ろしもきつくなってきたので先日家具店でベッドを購入した。14日に搬入されるが暮らしがどのように変わるか、大きな期待を抱いている。自宅で最期を迎えるには、何よりも健康が一番だ。自宅で天寿を全うすれば思い残すことはない。

 

在宅みとりを支える訪問診療には、マンパワーが欠かせない。自治体の取り組みの濃淡が統計に表れている。わが広島県は残念ながら在宅死の割合は上位にも入れず、政令指定都市の番付にも入っていない。いちゃもんを付ける訳ではないが、広島県知事も広島市長も椅子に座っているだけの役立たずだ。災害防止の仕事も10数年ほったらかしの地域が多い。

 

在宅死の割合が多いのは人口20万以上の都市では、神奈川県横須賀市が22,9%でトップ。上位の9自治体を東京、神奈川、千葉の1都2県の市区が占めた。人口20万以下では兵庫県高岡市が25,6%でトップ。人口に関係なく比べると全国1位は東京都神津島村が54,8%でトップ。北海道真狩など23市町村は在宅死がゼロだった。わが運命や如何に。

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