平成29年11月10日(№7473) 人生「もうひと花」へ
投稿日:2017.11.10
人生「もうひと花」へ
「人生100年」と言われる時代になった。9月15日時点の100歳以上の高齢者は6万7824人に上り、47年連続で過去最多を更新した。老人福祉法が制定された1963年は、わずか153人だった。日本の高齢化がいかにハイスピードかを証明している。2016生まれの平均寿命は、女性87,14歳、男性80,98歳である。90歳まで生きる確率は高い。
女性の90歳は49,9%、男性は25,6%、女性の4人に1人、男性の10人に1人は95歳まで生きるという。このような数字を見る限り、誰が100歳まで生きても不思議ではない。30年後の2047年には42万1千人を数え、2074年には71万7千人でピークを迎えるという。医療技術の向上によって更に伸びる可能性がある。それにしても100年は長い。
60歳で定年を迎えて残りの40年もの人生をどう過ごすか。しかも延びるのは老後ばかりだ。人生の前半とは異なり、体力は衰えるばかりだ。ただし「もうひと花咲かそう」という人たちには十分な時間である。長い後半生を生き抜くには、それなりの「備え」を必要とする。ポイントとなるのは、①健康、②老後の収入、③生き甲斐の3点である。果たして?
目標と計画を持って生きたならば、相当充実した日々を送ることが出来る。①の健康は生活習慣を整え、健康的な時間を過ごすことである。簡単ではないがやらねばならない。②の老後の収入は、年金で足りるのか、預金の備えはあるのか、質素な暮らしが出来るのか。③の生き甲斐は、己の日々が他人様のお役に立っているか、世の中のためになっているか。