平成29年11月26日(№7489) 人生100年の教育投資
投稿日:2017.11.26
人生100年の教育投資
安倍1強自民党は消費税増税を当て込んで、幼児教育から高等教育までの無償化を目論んでいるらしい。これから幼稚園・保育園を整備し、待機児童をゼロにする、願わくば大学教員までの授業料を無償にし、国民が機会均等に教育を受けられるようにする。そう簡単に整備できるものではないが、準備が整わなければ「予算のばらまき化」に変じそうだ。
誰にでも進学の機会が与えられることは、素晴らしいことだ。だが、くだらない大学で勉学意欲のない若者が集まってもどうしようもない。進学するための学費を用意できない家庭の生徒には安易に無理して進学を進めるまでもない。さっさと働いたらよろしかろう。今は大学でも専門学校でも苦労せず進学できる。さして勉強をしなくても卒業が出来るようだ。
親として必要なのは、奨学金として借りた数百万円の学費を働きながら返すことを勧めることではあるまい。それは若者自身の経済的、時間的損失のリスクを高めるのではないか。勉強はしたいと思ったときするのがベストだ。幾つになっても支援が受けられればうれしい。「政府の人生100年構想」では、本当に学びたくなったとき就労と修学が行き来できる。
私は80歳になったが、ソフトバンクが経営する通信制大学で学ぼうかと迷っている。こんなとき「人生100年構想」が支援してくれると嬉しい。今更…という友もあるが、頭脳を老化させないために、規則正しい暮らしが出来るように励むことも悪くはない。足腰の弱った高齢者に対する勉学への支援があってもおかしくない。元気な高齢者も少なくはない。