平成29年12月27日(№7520) 現物・現場・現実

現物・現場・現実

北海道の公務員内定者の60%が辞退したという。あるべき現実を直視しながら、社内の無駄を同時に省くことをしなければならない。何よりもまず社内の「ほう・れん・そう」の徹底である。同時にお客様・職人も同じ。これは口先だけではできない。上司の態度が第一である。あるアドバイザーはうまいことを言っている。「ほうれんそう」には「おひたし」。

 

上司のマナーが悪ければ、部下は従いたくなくなるもの。上司の心得として「お・ひ・た・し」はよいとのこと。『お(怒らない)』。感情に身を任せる行為をNGにしている点がよい。『ひ(否定しない)』。まず相手の意見を受け入れてから、自分の考え方を伝える(イエス・バット法)。何事もポジティブに捉えることで、自分自身を成長させることにつながる。簡単?

 

『た(助ける)』。部下を助けるのは上司として当然の役割。しかし過剰に助けすぎると、時と相手によっては成長の妨げになることがある。「助ける」ことと「サポートすること」は別物。いきなり助けるのではなく、部下が悩んだり困ったりしているときは、先ずサポートも必要。その上で助けるかどうかの判断をする。甘えさせては伸びる者も伸びなくなる。

 

『し(指示する)』。「指示がない」「適当な指示ばかり」という上司に対する不満が目立つが、部下は常に上司からの的確な指示が欲しいと願うもの。上司には応える責任がある。部下も何でも「指示待ち」の状態になってはいけない。先ず自分で考えるという自発的な姿勢が必要。指示を受けたいときは状況に応じて、支持を促すという積極性も忘れてはならない。

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