平成29年3月27日(№7285) 大相撲の主役

大相撲の主役

毎月最終の日曜日には恒例の「誕生日カード」を書かせていただく習慣になっている。4月分の枚数は50通、その上4月の最終日曜日は入院する予定。そのため5月分も用意してもらった。正午には会社を出て自宅に戻った。テレビ番組を見ながらの仕事は心に咎めるが、本日の大相撲は稀勢の里の奇跡の出場が待っている。まさか逆転優勝とは思わなかった。

 

筆と墨とカードを用意してテレビの前に座る。決戦相手の大関照富士は14日目に大関復活を賭ける琴奨菊戦の立ち合いに逃げて1敗を維持した。まことに卑怯な相撲であり、観客からうなりのブーイングが飛んだ。稀勢の里は13日目の日馬富士との一戦で左肩辺りを負傷し、大方の予想では休場止むなしの雰囲気だった。解説者も言葉を変えて休場を勧めた。

 

14日目は鶴竜との一戦だったが、なす術もなく土俵を割った。その姿を見て千秋楽の出場は無謀だという意見も多かったが、稀勢の里は平然と土俵入りを終え、本番に臨んだ。悲観的な予想だったが、勝負のあやなのか決定戦に持ち込んだ。決定戦における稀勢の里の表情は、すべての苦悩を乗り越えて達観したような穏やかな表情だった。勝った。優勝した。

 

観衆は両手を上げて喜んだ。国歌斉唱では途中で涙が溢れて一時歌えなくなった。稀勢の里は「あきらめないでよかった。自分の力以上のものが最後に出せた」と謙虚に語った。最高位に立つ横綱の責任としてファンの期待に応えた。この一番で大相撲は日本人の手に戻った。モンゴルの3横綱は責任が果たせなくなった。生きのいい若手も次々育っている。万歳!

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