平成29年4月21日(№7310) 経営における総務の位置付け

経営における総務の位置付け

総務の仕事は誰でも出来ると考える経営者は多い。故に専門性はなく営業や現場仕事より社内の評価は低い。零細企業では総務が経理を兼ねることが多いが、相当の専門性を持っていないと務まらないし一歩誤れば会社が傾く。総務の専門性は経験して身に付くことが多い。総務の仕事は何処まで学べばいいかという終着点は見えず、終わりなき知識の習得だ。

 

今の時代は「VUCA時代」といわれる。Volatility: 揮発性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity曖昧性の頭文字。先の見えない変化の時代が続いているということであり、乱気流が常態化している中での経営をしていかなければならない。総務の気づく力、未知への対応力という専門性がここで問われてくる。誰もやらない仕事をどうする。

 

戦略総務になるための10カ条を掲げてみる。①現場に精通する。現場の仕事が分かっていないと役に立たない。②小さな工夫をすぐアクションする。先ず動くことである。③良好な人間関係、信頼関係の構築。④コミュニケーションのハブ機能。⑤ゼロベース思考、引き算思考。⑥社会の動向に敏感になる。⑦モノよりコトで発想する。⑧専門性を高める。

 

⑨外部ネットワークの充実。⑩当事者意識を持つ。これらの項目を考えるとき、総務や会計は誰でも出来ると安易に考えることの危険さを知るべきである。総務が役割を完全に担うのは、10年単位で考えないと失敗する。辛抱強く育てていく思考に社員から尊敬される人格が求められる。当然のことながらお客さまの信頼も同じことである。総務は経営の芯だ。

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