平成29年6月29日(№7379) 超高齢者の「老老介護」

超高齢者の「老老介護」

わが家は妻と2人暮らしだが、要介護の認定は受けていないものの実質は「老老介護」夫婦である。子どもたちは近くに住んでいるが、親の世話をする余力はない。私は肝臓がんで年に三回ほど入院治療を受け、心筋梗塞で度々救急車の世話になっている。妻は高血圧と糖尿病などで定期検診を受けている。どちらがいつ倒れてもおかしくない状況にある。

 

ぶらぶらしている訳でもなく、土曜、日曜、祭日も休みなく会社へ通勤している。最近車を手放したせいもあって、通勤も通院も妻の世話になっている。炊事、掃除、洗濯は、妻の役割で今のところ家事は妻が1人で背負っている。その上、詩吟のお世話をしており、毎週、教室を開いてお世話している。80歳と79歳のペアだが、明日のことは見えていない。

 

高齢者(65歳以上)のペアはとうに50%を超え、超高齢者(75歳以上)の老々介護も33%を超えた。平均寿命と健康寿命の差はますます広がり、男性が約9年、女性は12年ある。この期間は介護を必要とする期間と考えて良い。私たちは超高齢者になっても健康寿命のグループに入っているが、明日のことは分からない。老々介護ペアの内、10%程度が認認介護。

 

介護が必要になった原因の1位は認知症、次いで脳血管疾患、高齢による衰弱となる。施設も不足し医療も十分でない現在、もっとも有効な方法は自らを鍛錬する以外にない。少なくとも歩ければ何とかなる。更に機会や場所を見つけて地域での交流を深めることだ。高齢者介護のことなど考えたくはないが、考えなければ生きていけない年齢にもなった。順送りだ。

お問い合わせ

リフォームや不動産などのお問い合わせやお見積りに関して、小さなことでもご相談をお受けいたします。
Cafeふぉーらむこども食堂コケリウム、イベント参加のお申込みなど、なんでもお気軽にお問合せください。

LINEでかんたん!
お問い合わせ&ご連絡!
マルコシLINE公式アカウントからなんでもお気軽に
お問い合わせ&ご連絡をいただけます!
【無料】LINEで
お問い合わせはこちら