平成29年1月13日(№7212) 年賀状が減り続ける

年賀状が減り続ける

日本郵政の長門正貢社長は「相手を思い、書状にして年初めに送る文化を守りたい」とおっしゃる。年賀状ははがきの年間取扱高の3割を占め、利用が減り続ければ郵便事業全体への影響は避けられない。長門社長のお説の通りだが、便利が良くなればなるほど手間のかかるはがきは遠ざけられる。今年も来年から年賀状は遠慮するとのあいさつが数通届いた。

 

人それぞれの人生観だから書かない人にケチを付ける積りはないが、私は自分の主張として書けなくなるまで書き続けることに決めている。郵便局は元日に届けるために早く出せと言うが、この説には納得しかねる。一月一日に生きていることの証しに、年賀状は新しい年が明けて書くべきだと思っている。早く出して年内に旅立ったのではお話にならない。

 

私が書かせていただく年賀状は五百通だが、ある程度の準備をしておかねば三が日に書き終えられない。年末に書き終えて新年に出せばよいという人もいるが、それは違う。年頭のあいさつ、一言メッセージ、宛名書きは、新年に書いてこそ価値がある。一日に160~170通X3日とすれば、1通2分で1日5時間程度必要になる。集中できるのは深夜に限る。

 

今年も3日にはすべて投函し終えた。年賀はがきは畏友たちに「元気でいますよ」というメッセージである。80歳を超えると関心は生死にある。平素ご無沙汰すれば生死は分からなくなる。報せてくれなくてもいいから、こちらからは生きている限り伝え続ける。「歳だから…」という人もいるが、高齢の人は書き続ける責任があるのではないか。強制はしない。

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