平成22年12月1日(No5095)  ふるさと産米の斡旋

ふるさと産米の斡旋

平成22年の産米は低温、長雨、猛暑に見舞われて、残念ながら不作に終わった。「竹の子学園」の収量は480㎏で例年より10%ダウンとなった。幸いにも塾生への記念米、イベントの昼食用、感謝祭の記念米、畏友へのプレゼントなどはまかなえた。やや小粒ではあったが猛暑が幸いして、味はよかった。なかなか天は二物を与えてくれない。

 

例年ふるさとの新米をお客様にお世話をしているが、今年の斡旋量は2,900kg。それぞれ10kg袋に小分けし、お客様宅に配達する。斡旋だから1円の収益もない。社員は全員で手分けし290袋を配達し、集金をする。文字で書けば簡単だが仕事の合い間だから、担当者には過度の負担を掛けてしまう。そこまでする理由について、友人は信じ難いという。

 

常識で考えれば1円の利益も得られない仕事に、社員を動かすことは許されないだろう。金銭だけで考えればその通りだ。ふるさとの農家はこの斡旋により、農協に販売するより40%も収益が増える。お客様は市価より20%も安く美味しいブランド米を賞味できる。スーパーの激安よりさらに安い。わが社は金銭的利益がないどころか、諸経費は持ち出しになる。

 

しかし、こうした行為によりお客様の信頼度、好感度が増し、生涯客が多くなったらどうだろう。社員とお客様の絆がより強化されるに違いない。そう考えると利益は金銭だけでは評価できない。不況では目先の利益も大切だが、将来の利益を視野に入れなければ、安定的な経営とはいえない。「周りの人喜びが、わが幸せ」という思考回路なら分かりやすい。

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