平成29年3月19日(№7277) 生き残る経営の品質

生き残る経営の品質

超一流の東芝が危機に瀕している。決算の発表を再三にわたって延期し、今もって発表の日取りも決まらない。生き残る会社になるかどうかは、経営の品質による。①「経営者品質」、②「社員品質」、③「商品・サービス品質」、④「顧客・社会満足品質」、⑤「業績品質」、⑥「株主満足度品質」。この六つの要素がステップを踏んで循環する。起点は「経営者品質」。

 

「経営者品質」は六つの品質の起点であり、原点である。会社が倒産する原因の80%以上は経営者にある。会社は経営者の器以上にはならないし、会社の結果は経営者で決まってしまう。会社が腐るのは経営者という頭が腐っているからだ。ロシアの諺に「魚は頭から腐る」という。新入社員や社員がダメだから、会社が腐る、倒れるということはあり得ない。

 

経営者は風で、社員は草という喩えもある。草は風の吹く方向になびく。風が吹き続けていないと、草は勝手に伸びようとする。風はたまに吹くのではなく吹き続けることが肝心なのだ。風の吹き方にも格がある。王道経営者は正しい風を吹かし続ける。会社の中をよい風が吹き抜けると、そこには良い社風が生まれる。その結果、そこには企業文化が生まれる。

 

人間にも人徳があるのと同様に、会社にも社徳があり社格がある。組織の大小に関わらず、すべからくトップの影響力は大きい。多くの企業の不祥事は現場で起こる。東芝や三菱自動車のようにトップが率先して不祥事隠しに動くこともあるが、多くの場合不祥事は現場で起き原因は社長にある。先日、創業52年の表彰状をもらった。60年表彰は迎えたいもの。

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