平成29年6月21日(№7371) 「安倍首相」猛反省

「安倍首相」猛反省

産経新聞とFNNのネットワーク調査で「加計問題」で味噌を付けた自民党は、56,1%→47,96%と厳しい評価をうけた。東京都では最下位の29,5%で前回よりは11,5%の大幅な下落になった。安倍首相は間髪を入れず記者会見をひらき、国会の運営、加計学園問題、国家戦略特区問題、改正組織犯罪処罰法について己の誤りに素直に反省の弁を述べた。

 

さらに心を引き締め内閣改造、党役員改正についてこれからじっくり考えたいとも述べた。内閣の支持率が下がった分が民進党の支持率がほぼ変わらなかったのは民進党が国民の不満の受け皿になっていない実態が浮き彫りになった。只国会で安倍政権の追及だけに終わったことは、蓮舫代表か掲げる「提案型」とはかけ離れているだけにつながらなかった。

 

とりあえず東京都議会がある。自民党の支持は大幅に下落しているが、それでも自民党支持層の58,3%が都民ファーストを支持しておりきついお灸をすえられる。開票日まで十二日しかない。選挙は勝たなくては意味がない。もしかしたらフランス型になる大勝利になるかもしれない。小池都知事と安倍首相がつかみ合いの喧嘩をする事もあるまいが面白い。

 

安倍首相は内閣支持率の急落にめげず、「印象操作のような議論に、強い口調で反論してしまう。そうした私の姿勢が政策論争以外の議論を盛り上げてしまった。深く反省している」と頭を下げた。当たり前に政治活動をしておれば国民の不満はあったとしても、やがてもとに返るのではないか。ともかく今は他に人がいない。安倍首相にすがるしか道はない。

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