平成26年10月8日(No6502)   健康寿命

健康寿命

次の日曜日は「竹の子学園・10月塾」が開かれる。台風も穏やかに通り過ぎてくれたことだし、現地世話人の佐伯さんにあいさつを兼ねて田畑の視察をした。残念ながらご夫妻にお目に掛かれなかった。良く考えてみれば毎週月曜日は介護保険の関係で介護施設に行くと聞いている。リフォームするとき介護保険を使った関係で施設行きは義務化されている。

 

厚労省の発表によると「健康寿命」は「平均寿命」と同じように伸びている。健康な高齢者が増えることはいいことだが、それ以上に介護などを頼りにする年寄りは増えている。「健康寿命」とは「健康上の問題がなく日常生活が過ごせる状態をいう」。2013年は男性が71,19歳。女性が74,21歳と発表された。問題は「健康寿命」と「平均寿命」の差である。

 

2013年「平均寿命」は男性で9,02年、女性で12,40年「健康寿命」より長い。その間は介護などの手助けが必要だと言える。その人数と年数が増え続けるとすれば、これは大問題だ。この差が広がるほど高齢者の生活の質が下がり、医療費や介護費の国民負担が増える勘定になる。しかも日本の高齢者対策は自主・自立を阻害する甘えの構造になっている。

 

現地世話人夫妻は極めて健康である。しかし、介護保険などの仕組みにより施設に通わなければならない。政府は2020年までに「健康寿命」を1歳以上伸ばす計画を立てている。両脇を抱えて入浴させてくれる暮らしに慣れてくれば、自分のことは自分でする暮らしには戻れないだろう。もっと若い層を対象に甘えの根性を叩き直さなければ、老人天国も消える。

 

高齢者は労わらなければならないが、労わり過ぎると折角の機能が衰え厄介を掛ける。先ず心を、そして身体を鍛える。

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