平成26年4月29日(No6340) 68歳の始球式
68歳の始球式
メインバンクの広島市信用組合(以下シシンヨー)では、毎年マツダスタジァムで開催されるプロ野球のスポンサードゲームを主催される。職員の福祉が目的だと思うが、その効果は計り知れないほど大きい。理事長の山本明弘氏は始球式の大役を務められるが、68歳の高齢者とは到底思えないフォームで投げられる。今年もストレートのストライク。お見事。
もともとシシンヨーは長年にわたって広島カープの主催ゲームのスポンサーを務めており、CMにもスター選手を起用して業績に寄与している。それが全てではないが、12期連続増収増益の道をひた走る。業績が景気に左右される金融機関にあっては、極めて稀有な存在と言える。山本理事長の背筋はピンとしているが、経営理念にも見事に反映している。
屋外のイベントは天気によって満足度が左右される。主宰している親子農業体験塾は屋外の行事だが、それだけに週間の天気予報を祈るような思いで見ている。マツダスタジアムは全天候型ではない。雨天は中止となる。主催者としては気が気ではない。ところが〝午後は雨〟という天気予報を吹き飛ばし、穏やかな野球観戦日和となった。世話方はホッと…。
スポンサードゲームはどれだけの費用が掛かるのか分からないが、その宣伝効果は極めて大きい。招待される職員や得意先も喜ばすが、記念品の贈呈や始球式のテレビ中継。シシンヨーのCMアナウンス、何度も映し出される大型スクリーンの宣伝効果、スポンサードゲームができる企業で働く誇りは職員の士気をこの上なく燃やすだろう。勿論、取引先企業も。
プロ野球を観戦する機会は滅多になく、夫婦で出掛けることはない。シシンヨーの招待はありがたい。毎回ペアで招かれ、他人の褌で家庭サービスが出来る。熱狂的な野球ファンではないが、異次元の世界での幸せをいっぱいに。感謝!感謝!