平成27年1月29日(№6615)  横綱は強ければいいのか

横綱は強ければいいのか

日頃は滅多に大相撲のテレビ中継を見る機会はないが、今年の初場所は入院していたお陰でじっくり見せてもらった。かつては大の相撲ファンで両国の国技館へ観戦に出掛けていた。祖母が名横綱・大鵬の大ファンで地方巡業の広島場所に歩けない祖母を背負って観戦させたこともある。若貴時代には貴乃花に声援を送っていた。品格のある横綱だった。

 

久しぶりのテレビ観戦でびっくりした。モンゴル力士の強いこと。残念ながら日本人の大関は、余りにも弱すぎて相手にならない。モンゴルの三横綱が君臨する間は、横綱なんて夢のまた夢。カド番大関ばかりとは情けない。かつての名横綱大鵬の記録を超える今場所の白鵬はとてつもなく強い。危ない相撲もあったが、見事に凌いで33回目の優勝に輝いた。

 

テレビ観戦をしながらかつて抱いていた大相撲のイメージとはまるっきり違うと感じた。白鵬はとてつもなく強い。まだ若いし稽古熱心というから、これからも勝ち続けるに違いない。横綱は強くなければならないが、同時に土俵上の品格も問われる。なんと張り差し相撲の多いこと。勝つために手段を選ばない。かつての名横綱の大鵬や貴乃花とは違う。

 

33回目の優勝を全勝で飾った翌日の記者会見であろうことか審判の判定に異議を唱えた。13日目の稀勢の里との取り直しの一番の勝負である。寅さんの名言ではないが「それを言っちゃぁおしめえよ」。白鵬は己の人間性の未熟さを遺憾なくさらけ出してしまった。「大鵬さんへの恩返し」などと軽々に口に出して欲しくにない。人としての品格がまるっきり違う。

 

白鵬が横綱である限り彼の土俵を再び見ることはない。希望の星「遠藤」が傲慢横綱を土俵に叩きつける日を待っている。

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