日々雑感~デイリーメッセージ~

平成27年10月28日(№6887) 商売繁盛物語③

商売繁盛物語③

本社の近くに450戸ほどのこじんまりした団地がある。開発されて30年を超えるが、近場であるにも関わらず注文はなかった。その団地のバス停は15年を超えて毎日清掃している。そこに掛かる陸橋を中心に「ここはあいさつ通り」の横断幕を掛けてあいさつ運動も続けた。通学路清掃も週一回であるが欠かさない。学校のお世話もし、教師とも関係がいい。

 

ビジネスの条件は整っていると思うが、このH地区から注文は上がってこない。毎年新人に担当させたが、長続きはせず早いもので3ヶ月、長くても1年で退社している。しっかりした担当者がいないと会社の評判だけではビジネスにならない。約4年前、Y社員が入社した。いつものように新人地区として担当させた。山陰出身らしく粘り強く続いている。

 

バス停清掃も担当し、キビキビした動きは評判がよい。先月「御礼行脚」を行った。施工先は100軒を少し超えている。占有率は20㌫を少し超えている。数年前のことを考えると夢のような数字だ。団地の規模、家族構成、居住者の年齢を考えると大きな工事は望めないが、見込み客を加えると客数は30%を超える。これはYの人間性による成果だと言える。

 

どんなに社員が優秀であっても社員の力だけでは成果も上がりにくい。しかし、会社の姿勢と社員の能力がコラボすると思いがけない結果を生んでくれる。社員の能力をどのように生かすか、社員の能力とどのようにコラボするか。幸いにもYの人気は上々である。天性の明るさも、熟年者には評価が高い。顧客と至近距離で話すと社員の日常活動が見えてくる。

 

過去に成功したイベントは必ず失敗する。常に顧客のニーズに合った新しい企画で勝負する。チラシなども同じである。