平成27年5月28日(№6734) エージシュートへの意欲喪失
エージシュートへの意欲喪失
平成29年3月1日がくると満80歳になる。昨年の誕生日にエージシュートを宣言し、下関唐戸魚市場の松村久さんからたくさんのアドバイスをもらった。毎朝ドライバーの素振り100本、毎夜パターの練習100回、それを一年続けることなど。早速練習用の用具を購入し、その気になったものの一日でポシャった。大言壮語したものの今回は夢と消える。
せっかく一度は宣言したのだから何とかしたいと思うものの身体と時間がついていかない。完全に諦めたわけではないが、なにかのきっかけがないとダメみたい。最近はゴルフ人口が減り栄華を誇った名門ゴルフ場も青息吐息という。経営破綻するゴルフ場が相次ぎ、この5年間で全国約100箇所が閉鎖に追い込まれた。広大な敷地はメガソーラー発電所になる。
14年末までに太陽光発電所に転用されたゴルフ場は59ヶ所、それも既に飽和状態に達しているという。特に若者らのゴルフ離れは極端であの手この手を考えても振り向いてくれない。主流の団塊の世代は高齢化し、ゴルフ場から遠ざかりつつある。10代20代の若者にそっぽを向かれ、70代の高齢者はゴルフどころではない。接待にも使われなくなった。
周辺でゴルフの話題がなくなると刺激がなくなるから余計に遠ざかる。一旦宣言をしたのだから背中を見せるのは卑怯だという友もあるが、今のスケジュールの中から1日90分の時間をひねり出すのは至難の業。かつてはあれほど惚れ込んだゴルフだから未練がないことはない。体力が残っている間にもう一度鍛え直せないこともないが、いささか億劫である。
いずれにしても80歳まで残された時間は1年9ヶ月。チャレンジする価値はありそうに思うが、再宣言する勇気はない。