平成28年2月28日(№6939) 自宅療養半月経過
自宅療養半月経過
二月十三日に退院したから本日で半月になる。昨年の十二月六日に倒れて入院生活だから実に長い。途中で十日程度の一時退院があったが、結局、二ヵ月と一週間の長期入院となった。第一期の入院は突然の心筋梗塞と心不全で心臓の治療が中心になった。途中で肝臓がんが発見されて第二期の入院を余儀なくされた。直径八センチのがんと言われたものだ。
体力が伴わす開腹手術とはならず、カテーテルで抗がん剤を注入し出入り口を塞ぎがんを閉じ込める方法がとられた。時間はかかるがもっとも安全な方法だと宣告された。腹の中の様子はよく分からないが、八㌢のがんとしての痛みもなく騒ぐほどのこともない。検査を受けながら治ることを期待しなければならない。痛ければそれなりの覚悟が必要だが…。
結局は抗がん剤の治療をしながら、がんを潰すのだから時間はかかるが、今のところ痛くも痔くもない。時間の経過を見ながら検査で確認するしか方法がない。とりあえず三月三十日にCT撮影を行い、血液検査をしながらがんの盛衰を見ることになる。結果が出るのは二~三年先と言われるが、痛くも苦しくもなければ文句はない。命との競争である。
心筋梗塞と心不全の治療と肝臓がんの治療の二本立てになるが、長い入院中も退院してからも苦しむことはなかった。誰もが病気で苦しむものだから、逃れることは出来ない。病気を甘く見る訳ではないが、この程度で済むのなら幸運としか言いようがない。これから完治とはいかないまでも、無罪放免には時間が掛かる。身体を労わりながら長生きしたい。
これまでは少し身体をいじめ過ぎた。これからは人並みに優しく扱いたい。先ずは自分に課したことをきちんと務めたい。