平成28年6月23日(№7028) 持ち家か賃貸か

持ち家か賃貸か

元気いっぱいで働く金本夫妻は、会社の近くに(3百㍍)待望のマンションを手に入れた。早速全面リフォームして現場見学会を開いた。計画性、決断力には恐れ入る。わが社では社長、岡元専務、江原部長に続く四人目である。最近はわが町内でも戸建の空き家が増え続け、少子高齢化で人口も減少の傾向にある。予想外にマンションは価格も下がらず人気がいい。

 

持ち家と賃貸はどちらが得か、論のあるところだが、持ち家4千万円、賃貸15万円で損得を考えてみたい。30歳でスタートし、東京近郊の3LDK、子ども二人を育てる。持ち家は頭金500万円を用意、賃貸は55歳で子ども二人が巣立ち、2LDKにダウンサイズする。この場合、66歳で累計支出は、賃貸が持ち家を上回る。長生きすればするほど負担が増える。

 

国土交通省の不動産価格指数では2010年と2015年平均を比べた場合、マンション価格は23,7%の上昇をしたが、戸建て住宅は0,2%下落している。職住近接志向の高まり株高で潤った富裕層の投資目的の購入が価格を釣り上げた。戸建は人口減の地方を中心に需要が弱まり、価格が下落基調だった。年代層の好みもあるが、高齢者にも便利には勝てない。

 

30歳台の持ち家率は30年で15㌫下落。アパートから出発し、やがて庭付きの一戸建てのマイホームを持つ姿は「住宅すごろく」と呼ばれた。しかし、晩婚・非婚化が進むなかで20~30代の持ち家率は急減。賃金が伸び悩む中て頭金さえ揃えられない実態もある。参院選もスタートしたが、アベノミクスは日本の国民に利益を供与していない。(日経参照)

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