日々雑感~デイリーメッセージ~

平成28年7月1日(№7036) 文学部の学生はダメなのか

文学部の学生はダメなのか

一年の半分が終わった。今日から後半に入る。さほど意味のない考え方かもしれないが、さあ頑張るぞ! と気合いの入れ直しのきっかけになりはしないか。前半に業務成績の悪かった人は褌の締め直しが出来るチャンスでもある。今年の求人活動は比較的順調で、予定の2名に対して内定を出すことが出来た。文学間部系の大卒男子1名と建築の女子1名である。

 

かつて現役のときはリフォーム会社だから建築を学んだ学生を採用するのが当り前だと思っていた。それなりのプラスはあるが、もの足りないところもある。文学部の学生は「社会の枠組みや秩序に対する自己との矛盾」に対して敏感だ。そして「世間を疑う」「常識を疑う」ことを訓練している。もっとも内定を出した学生の大学が、そういう教育をしているか。

 

「キャンパスの入り口に岩が置かれていることを見逃すのではなく、その理由を考えなくてはならない」と言われていた。この疑う精神は破壊的イノベーションを起すのに重要な資質である。井上ひさし氏は「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」と言った。果たして出来るか。

 

大学で学んだことは会社では使えないと頑固に思っていただけに、スポーツ系のベテラン社員の定着は勇気を与えてくれる。「日本人は日本語が下手である」と言われるが、文学部の学生が本気で日本語を学んでいたとしたら、企画書、提案書、契約書、メールなど、仕事に必要な改革ができるのではないか。文学部の男子学生が期待に応えてくれると嬉しいが…。