平成28年7月2日(№7037) 時には「鳥の目」で商圏を見る

時には「鳥の目」で商圏を見る

約30年前、今の町に小さなビルを作り、市街地の中心から引っ越した。開発中の町は工事の音が賑やかだったが、暮らしが落ち着かなくて悩んだものだ。商圏は23,000戸、人口は約60,000人超、高齢者率26%と人並みな地域社会になってしまった。それでも開発後20年を経たころには、大小のリフォーム工事が溢れるほどあり、会社も大きく伸びた。

 

市場の元気に甘えているうちに少子高齢化の影響を受け、仕事も当時の半分くらいになった。それでも利益は出るものだ。会社は創業50年を迎えたが、社員たちは元気いっぱい働いている。会社は「三方よし」の心構えを強く持っている。何よりもお客様よし、社会よし、自分よしである。お客様がよくなければ商売は成り立たない。社会をよくして認められる。

 

「社会よし」には地域社会の清掃に加え、高齢者のための生きがい教室を開いている。掃除は20年、教室は9年も続いている。ОBさんの大半は教室に来ていて元気いっぱいである。新しい客も増えている。高齢者が元気になってくれるとリフォームを考える。今週の現場巡回では、外壁塗装の現場で89歳の高齢者と出会った。いいお客様になって下さった。

 

今の事業運営がいいのかどうか、一度高いところから視点を変えて市場を見つめ直したい。「時には『鳥の目』で市場を見る」ことの大切さを教わっている。アベノミクスの及ばない地方、そして零細企業では、自力で生き延びるしかない。いまは参院選のど真ん中で、時にはうるさいほどの絶叫を上げて奔走する。「鳥の目」で見ればその風体は何処か異質である。

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