日々雑感~デイリーメッセージ~

平成29年12月2日(№7495) 美しく気高き富士の山

美しく気高き富士の山

新幹線の新富士駅で降車し北へ車で20分、のどかな風情のある田園風景がある。山裾にはわが友が奉仕している興徳寺がある。友の名は松永泰然。松永さんとは2000年に、「ブラジル・掃除に学ぶ会」へ鍵山秀三郎さんのお伴で参加したときご縁があった。サンパウロでリフォーム業を営んでおり、滞在した13日間面倒を見てもらった。以後、三度も訪伯。

 

2004年。事情があって故郷に戻り、興徳寺の住職になられた。不幸にして奥さんに先立たれ、その葬儀に参列したのが富士宮市柚野町とのご縁である。一年後の一周忌にも参列した。ブラジル掃除の会に参加した「掃除の友」は、北側から眺める富士の山の神秘さに魅了された。興徳寺の庭の大きな桜の向こうに富士が見える。桜の花を通して富士を見たい。

 

昨日松永さんから重い書籍が届いた。開封してみると豪華な写真集だった。タイトルは「富士を眺む里 柚野」。松永さんの小学校の同級生、高瀬幹雄さんの作品である。高瀬さんは写真家。長年撮り貯めた数万点の己の写真から、柚野に関わる120枚を厳選した労作である。富士の山は不思議な山である。観光化していない富士と自然が、一体になって絵を表す。

 

桜の季節に興徳寺からはなびらの向こうに富士の山を見たいと願っていた。思いは強いが今の身体で遠征は難しい。それだけに写真集のプレゼントは嬉しい。瞼のうらに焼き付いた柚野の景色が蘇る。段々畑と自転車の子どもと富士の山。田んぼに映る逆さ富士。霧に包まれる柚野の里の田園風景は、言葉に言い表せない自然がある。鍵山さんに見てもらいたい。