日々雑感~デイリーメッセージ~

平成29年12月7日(№7500) 「孫子の兵法」⑫ 時間の価値は変化する

「孫子の兵法」⑫ 時間の価値は変化する

大抵の場合「時間の有効活用はどうするか」を議論するが、孫子は「機会を生かすための時間術」を説く。時間に対する解き方に格段の違いがあるのは面白い。「戦争は勝たなければならない。したがって長期戦を避けて早期に集結させなければならない。この道理をわきまえた将軍であってこそ、国民の生死、国家の安危を託するに足るのである」。要は活かせ。

 

最大限活かさないと「時間」が勿体ない。これは時給で時間を考えている。最大限活かさないと「機会」がもったいない。これは機会のレパリッジで人生を考えている。自分の時間の使い方が多少うまくなっても、たいして成果は変わらない。しかし、自分の周りの機会を活かせるなら、人生は激変する。時間はいつでも同じ価値がある訳ではない。それが分かるか。

 

価値の極めて高い時間を、どのように使うかで人生の勝負が決まる。「孫子」は時間の価値が変動することを見抜いていた。勝機がある瞬間の時間は、すかさず行動する価値がある。ほんの数分で人生を変え得る。それは人生で何度も出会うものではないようだ。チャンスが目の前にあり、正しく動けばそれを手にする瞬間、この時間は一瞬でも大きな価値がある。

 

「勝利をする条件がないときは、守りを固めなければならない。逆に、勝機を見い出したときは、すかさず攻勢に転じなければならない。つまり、守りを固めるのは、自軍が劣勢な場合であり、攻勢に出るのは、自軍が優勢なときである」。価値ある一瞬の時間を、いかに有効に使うかで人生は決まる。時間の価値は機会の大きさで計るべき。時間術は脱却すべし。