平成24年5月19日(No5630)   松下幸之助翁の思い出

松下幸之助翁の思い出

松下電器(現パナソニック)は昭和43年、創業50周年を迎えた。松下幸之助翁(当時松下電器会長)は全国の主要都市をお礼行脚された。広島市内では平和公園内にあった新広島ホテルで講演会が催された。松下翁は73歳だったが、口調が十分でなく一言半句も聞き逃すまいと必死だった。当時人気の宮田輝アナウンサーに乗せられ、「宮さん」を歌われた。

 

当時から経営の神様として神格化されていたが、人間・松下幸之助の思い出しかない。催しが終わって正面玄関で見送られ、握手の求めにも応じられた。当時、すでに熱烈な松下翁の信奉者であったから、まさに天にも昇る思いだった。爾来、売る商品、使う商品、すべて「ナショナル」の時代が続いた。「ナショナル」は「パナソニック」になり変質して行った。

 

没後、松下幸之助発言集・全45巻(157500円)を求め愛蔵しているが、滅多に書棚から出すことはない。ときおりあの言葉はどんな時代背景で生まれたのか、確かめてみる程度でもったいない。ほかに著書、カセットテープなどたくさん持っている。当然、松下翁の人間観、国家観、経営観などから多大の影響を受けている。鍵山哲学と相通じる。

 

日本の政治は松下翁が創設した松下政経塾出身者が、中枢を占めるようになった。とりわけ野田佳彦首相が就任してその感が強い。残念ながら松下翁が説いた首相の要件には程遠い。「国家国民を心から愛し、その繁栄を真に求めようとする力強い信念」など欠片も見えない。マルコシの社是は松下翁の影響を受けている。ときおり「幸福の一致」をお伝えしたい。

 

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