平成24年3月13日(No5563)   忸怩たる思い

忸怩たる思い

3月11日、悲惨な東日本大震災から一年、NHKの特集を見たがあの日からほとんど変わっていないように見える。特に山積みされた瓦礫はどうなるのだろう。などと言いながら自分は何が出来たか。あらためて思い起こしてみるが、役に立つことは何もしていない。心を悼め、祈り、励まし、少しのお金を届け、それ以外は何の役にも立っていない。

 

日本赤十字社へ届けた義捐金は、被災者のために役立っているのか、それとも何処かへ消えたのか、行方はさっぱり分からない。「日本を美しくする会」に届けたお金は、所得税の申告控除に生かされた。掃除畏友の支援活動に役立てたと報告があった。SOSを受けて駆けずり回り、少なからぬ資材を集めて届けた同業者からは何の音沙汰もない。心が萎える。

 

平成7年の阪神大震災では1430万トンの瓦礫が出だが、建物の解体は一年で90%以上終わり、3年後には最終処分を完了した。岩手、宮城、福島3県の瓦礫は2253万トンに及ぶというが、最終処分が出来たのは6%弱に過ぎない。岩手県は通常ゴミの11年分の476万トン、宮城県は19年分の1569万トン、県内処理の福島県は208万トン。

 

野田佳彦首相は瓦礫処理のピッチを上げるというが、いつまでにどれだけの量という具体的工程表は示していない。抽象論や精神論では何事も解決しない。瓦礫も石やコンクリートだけならいいが、山積みされた倒木や家屋が腐食して二次災害は出ないのだろうか。国難に役立たずの民主党政府を選んだ不運を嘆いても始まらないが、どうしたらいいのだろうか。

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