平成24年3月12日(No5562)   一隅を照らす

一隅を照らす

東広島市のはがき畏友・中原久夫さんより、某社が20年間も朝礼で同じ詩を唱和しているという記事に感銘を受けたと便りが届いた。それは「私の願い」という田中良雄さん作の詩。「一隅を照らすものでありたい。私の受け持つ一隅が、どんなに小さいみじめな、はかないものであっても、悪びれず、ひるまず、いつもほのかに照らしていきたい」。

 

作者の田中さんは元住友本社の常務理事を務められた人である。朝礼を20年続けるのも至難の業であるが、同じ詩を唱和し続けるのは神業に近い。生涯の師と仰ぐ鍵山秀三郎さんは、この詩の通りの生き方をされている。50年もゴミ拾い、トイレ磨き、道路清掃などの実践を続けられ、日本の津々浦々まで掃除の価値を伝え続けられている。稀有のお人である。

 

ご縁をいただいて16年になるが、お目に掛かるたびに「一隅を照らす」生き方について身をもって教えてくださる。一度も「ああしろ、こうしろ」と言われたことはない。そばにいるだけで伝わってくる。言葉で示されると未熟な人間としては、己の非を棚に上げて反発したのではないか。人に伝えるのに身をもって示すほど有効な手段はない。

 

とりわけ「あいさつ」と「えがお」は、相手の心を開かずにはいない。どんなに心にしこりがある人でも、「おはようございます」と微笑みかけられるとやがて通じるものである。早朝清掃や通学路清掃の折にも、わるびれず、ひるまず、明るい大きな声で届けている。もっとも最初から出来た訳ではない。毎日の積み重ねによって得られるものである。

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