木原伸雄のちょっとと～く

投稿日：2012.03.14

落合小学校・卒業記念トイレ磨き

間もなくお彼岸だというのに、思いがけず寒波が訪れて雪の舞う一日となった。今日は落合小学校12回目の「卒業記念トイレ磨き」の日。寒いよりは暖かいほうが気分は乗りやすい。回数は重ねているが子どもたちにとっては初めての体験だから、心理的には負担が大きかっただろう。午後1時のスタートだったが、それでも気温は6℃と上がらなかった。

参加児童は85名。一時は児童数が増えていたが、最近は減少傾向にある。今回は教頭ほか３名の担任が開会式に参加した。子どもらにとっては教師の参加は励みになる。最近は登校時の挨拶も元気がよく、通学路の清掃も行き届いてきれいだ。小さな変化だがトイレ磨きの取り組みにも影響が出ており、積極的に汚れに挑戦する子どもも少なからずいた。

トイレ設備が老朽化し、水の流れが悪いせいもあって、小便器の尿石も半端ではない。「臭い！」とぼやきながらも怯まずサンドメッシュで磨いていた。2班を受け持ったが、参加児童は男子9名、女子5名の計14名。この学校のトイレは間仕切りがなく、掃除の指導が行き届きやすい。東田光男さんとペアを組んだが、てきぱき進めてくれて助かった。

トイレ磨きが終わったとき下校する一年生が通りかかったので、きれいになった便器を見てもらった。「嫌な臭いがなくなった」と喜んでいた。学ぶ環境が美しいことは、子どもたちの教育によい影響を与える。実働65分はやや短いように思うが、与えられた条件で役割を果たすのも大切だ。終わって校長室で茶菓子を振舞われたが、気配りが行き届いていた。