平成24年3月6日(No5556) 例外を設けず
投稿日:2012.03.06
例外を設けず
毎週火曜日の午後6時から1時間半、全員参加の研修の日と定められている。日々の企業活動に必要な学びは、社長主宰で同じく毎週水曜日に開かれている。現場で起きる課題解決の道すじ、営業活動に必要なディティール、日々の業務の合理化、お客様第一義の具体的行動の改善など、学ぶべきことは多岐にわたるが、厳しさを乗り越えるには欠かせない。
火曜日の全体研修は経営計画に基づいて一人ひとりが立てた年間目標達成の具体的な工程を、期限、方法、情報の共有まで学び合うことにある。4月からは新入社員を含めた研修になるから、3月いっぱいで道すじを立てなければ、水曜日の課題解決の研修につながらない。現場は少ないが受注は軌道に乗り始め、日曜出勤、夜間業務などで対応に余念がない。
今日は私が担当する研修日だが、急な依頼で「万縁の会・福岡支部」の世話人会に出ることになった。時間も午後6時からで重なっている。手綱を緩めようかと思ったが、それでは行動の基本である「例外を設けない」の理念に反する。研修の進め方をまとめ、専務に代役を依頼することにした。今週は金本社員の年間計画の実践を具体化することがテーマだ。
サブテーマはとかくあいまいで共通理解されていない言葉のトークセッションが行われる。自分の考えがぼんやりしている、言葉にして他に伝えられないでは、必ずミスやクレームに繋がる。それぞれの考え方が全員に共有されているか、確かめが求められる。研修が仕事の上で実るかどうかは、一義的には主宰する側の用意周到な準備と熱意が欠かせない。