木原伸雄のちょっとと～く

投稿日：2012.07.07

節電シーズン幕開け

お休み中の５０基の原発のうち、ようやく福井県の大飯原発が稼動を始める。原発の再開には国民的反対があり、総理官邸付近や現地でも数万人規模のデモが波状攻撃を続けている。政府にも国民にもそれぞれの立場で言い分はあるが、現状では大飯原発が予定通り稼動しても電力が足りない。無駄遣いに慣れた生活をこの際、キッチリ改めたいものだ。

中国電力では全社員が１時間早く出勤して「集中タイム」と名付けて取り組みを始めた。昨夜飲みすぎた人は別として、朝のうちは気温が低いから湿度が感じにくい。わが社でも江原さんが早い。時には２時間も早く玄関を開ける。朝早いと静かだし、他に煩わされることがないから集中できる。中国電力では室温が28℃を超えたらエアコンスイッチを入れる。

節電、省エネの実践だが、言うほど簡単ではない。慣れるまでは相当の努力が必要だが、身についてしまえば苦痛ではない。冷房はいまの部屋に移ってから一度も使わない。設備がないから使いようがない。暖房は止めてから４年になる。お陰で暑さ寒さには耐力がまし、自然に順応できるようになった。勿論わが家でも車でも冷暖房は使わない。

更なる節電だが、天井の蛍光灯を消した。手元のLED電球のスタンドで事足りる。個室だから他に迷惑を掛けることはない。まだまだ省エネ・節電の方法はいくらでもある。みんなが節約しすぎて不景気になりはしないかと心配するが、とりあえず身の回りだけは徹底したい。そのうち不自由には慣れる。そうなればしめたもの、当たり前になる。