平成25年8月31日(No6099)   義母の旅立ち

義母の旅立ち

日本の人口は4年連続で死亡数が出生数を上回り、減り続けている。つれて生産年齢人口(15~64歳)はついに8千万人を割り、7895万人余となった。生産年齢人口の減少は日本経済の潜在成長率を押し下げる要因となる。高齢化は進み続けており65歳以上の老年人口は、3083万人余と3千万人の大台に乗り、人口割合は24,4%に広がった。4人に1人。

 

妻の母が亡くなった。90歳。胆管癌に侵され余命は長くないと予測していたが、思いがけず旅立ちは早かった。一生が幸せであったかどうか分からない。葬儀終了後、遺族・親族になり代わりあいさつをさせていただいた。人生の幸せを何で計るかあらためて考えさせられた。さまざまな要因はあるが、最後のときまわりにどれだけの人がいたかでも計れる。

 

義母の人生は幸せに満ちていたと会葬くださった方々に報告した。5人の子どもたちはみんな健在。孫は14人も元気である。曾孫は31人いる。直系の親族は子や孫ら夫婦を合わせて69人も会葬した。曾孫たちの人数は過疎の小学校をはるかに超える。みんな律儀に2人以上の子をなし、幸せの証明にはもってこいの現実。日本経済の成長に貢献している。

 

独居老人が増え続ける世の中では、極めて珍しい三世代同居の暮らしであった。大正、昭和、平成の三代を生き抜くにはそれなりの苦労もあったと思うが、総決算は幸せと断言してよい。わが家は子が3人、孫7人、曾孫ゼロである。母ほどの幸せを享受するには、そう簡単にこの世からサヨナラする訳にはいかない。高齢者の1人として為すべきことが多い。

 

人口動態の変化を見ると、経済の成長とアベノミクスの実現は容易でない。現実は素直に受け止め高齢者中心の日本社会でどのように貢献していくか、すべての人が問われている。

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