平成25年8月30日(No6098) 「人生講座」の展開②
投稿日:2013.08.30
「人生講座」の展開②
マルコシは零細なリフォーム店であるが、いまのところまだ生かされている。しかし、これから先は分からない。住宅機器メーカーの「リクシル」が家電量販店「エディオン」の筆頭株主になった。両者が協力して成長分野とされるリフォーム業界で覇を競うことを目的としている。大手住宅会社やホームセンターの攻勢にさらされているが負けた訳ではない。
力の強い彼らと競わないだけである。勝てる分野で勝負して生き残る。その一つの戦略が新しいサロン作り、そこから生まれる新しいコミュニティに新しい価値を販売することである。気の遠くなるような長い時間を必要とする。格安チラシで勝負する手軽さはない。勝負手を支える掃除を中心とする地域活動は15年を超え、親子農業体験塾も10年を超えた。
「人生講座」「生涯学習」「住まいの物語」などのサロン化はやっと5年を超えたところ。すべては一つひとつの積み重ねが勝負となる。その中から新しい需要を創造し、そして販売する。夢物語のように見えるが、大手の手が届かないところに新しい試みをする価値はある。それには顧客に暮らしの価値を伝えなければ何も始まらない。フォーラムは槍先である。
「人生講座」で何を勉強しているのか。残念ながらスタートして43回までの記録はいい加減だが、平成22年10月以降の記録はすべてホームページにアップしてある。時機を得て新しい読み物としてまとめ、多くの方を対象に披露したいと計画している。ビジネスは一種の戦争だが、戦いは熾烈であって楽しくなければ勝てない。楽しく働く環境が必要だ。
「人生講座」は熟年層を対象としている。熟年層はいうまでもなく地域活性化の主役であり、そこにパワーが働かなければ世の中はよくならない。知的好奇心が火付け役となる。