平成26年3月15日(No6295)   「あいさつ」がビジネスの原点

「あいさつ」がビジネスの原点

お客様に「マルコシの大須加でございます。いつもお世話様になっております。本日は社長が出張のため、代理で現場巡回に訪問させていただきました。よろしくお願いします」。職人さんにも同じあいさつを行う。すべての人に行う。それから現場のチェックを行う。各項目について丹念に行う。最後にお客様へ不都合、不具合など確認する。お辞儀をして辞去。

 

口うるさかったかもしれないが、現場巡回で現場に向かう手中で大須加社員に言い聞かせた。とかくあいさつなどは「分かっている」積もりで、いつの間にか基本から大きく外れている。笑顔でしかもやさしい声音で正しい作法であいさつを行っているか。残念ながら「慣れ」がいつの間にかお客様に不快感を与えている。お客様が離れる大きな要因になる。

 

親しくなればどうしても基本を疎かにしがちになる。「あなたの今の態度は尊敬している人の前でとれるか」と問われれば、そうでないケースが多い。たとえば鍵山秀三郎さんの前では、言葉使いも丁寧だし姿勢も正している。しかし、社員の前や職人の前では傲慢な態度を取ることがある。これは基本的に間違っている。誰に対しても礼に適うことが大切である。

 

誰に対しても礼儀正しく接していればいつの間にか習慣になり、特に努力しなくても失礼はなくなる。礼を尽くすほど相手から尊重される。それはビジネスにおいても最強の武器になる。習慣になるには最も身近に接する家族、それに一緒に働く社員間で礼を尽くせば、いつの間にか身について誰からも好感をもって迎えられる。そうなればビジネスはやさしい。

 

本日の大須加社員は合格点である。あいまいな教育や指示では、きちんとした仕事はできない。何事も超具体的で出来るまで繰り返すこと。身につくまで繰り返すことが肝要である。

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