平成26年9月30日(No6494) 第43期を終えて
投稿日:2014.09.30
第43期を終えて
第43期は社長のシミュレーションによると増収増益の決算になりそうだ。アベノミクスは零細企業にとってはプラスに働かず苦労させられている。唯一消費税増税の駆け込み需要は、好決算に大きく寄与した。消費者を困らす増税がプラスになるとは何たる皮肉か。その反動はすでに下期に表れており、新しい期の苦労が予測される。苦労も肥やしにしたい。
好決算の要因の第一は消費税増税の効果だが、忘れてならないのは社員の成長である。大手をはじめ量販店もリフォームにターゲットを絞り、安売りを基本戦略として消費者の囲い込みをしている。その中にあって宣伝合戦に負けず、正しい商売を貫けたのは社員の価値観の正しさだろう。真摯な営業の取り組みは心あるお客様の支持を得た。その結果である。
残念ながらお客様の支持を得られる価格帯は極めて小さい。それでも利益を上げなければ会社は持たない。徹底した経費の節減と労働の集中が収益率をアップした。企業の無駄遣いは概ね交際費にある。ゴルフや飲食の無駄遣いは経営を圧迫する。いまどき交際費ゼロの会社は少ないのではないだろうか。徹底した早朝の清掃と夜間の研修も他社に例はない。
社員の勤勉に甘えていては罰が当たる。働くことが楽しくなり、人生を謳歌できるような経営環境の整備が急がれる。最近ベストセラーとして話題を呼んでいる 小山昇著『朝一番の掃除であなたの会社が儲かる』には納得している。「強い会社を作るには環境整備しかない」の理論の通りである。掃除に取り組んで15年を超えた。これから必ず効果が得られる。
江原部長が「今年は会社を変える絶好のチャンス」だとブログに書いていた。その思いを覚悟を持って受け止めたい。