平成27年11月21日(№6911) 先だつ友を悼む

先だつ友を悼む

11月に入ると「喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます」というハガキが届き始める。友に先立たれるほど悲しいことはない。先日もクラス会で先立ったクラスメートの黙祷を捧げ、心を痛めたばかりだ。108名のうち36名の旅立ちは多すぎるではないかと文句を言っても、平均寿命80,6歳、86,4歳のわが国では妥当な数字かもしれない。

 

元旦に賀状を届けるのは日本の良き風習ではあるが、虚礼廃止の意味からも出さない人が増えている。実際に年末の慌ただしさの中で年賀状を書くことは、負担になることは間違いない。最近ではパソコンの機能を利用して宛名までキーボードをたたくだけで年賀状を作ることが出来る。しかし、出来れば手書きで消息を確かめながら直筆で書きたいものだ。

 

ことしは若作りの夫婦が手をつないだイラストに「幸せな八十路のスタートへ」と書き添えた。ここまでは印刷であるがその他の作業はすべてが手作業となる。まず宛名は筆書きで丁寧に書く。本文は朱墨で「寿」を中央に書き、墨で新年のあいさつと一言メッセージを添える。それぞれ四工程を掛けるのは面倒なようだが、一年に一度のこと心を添えたい。

 

書かせていただく年賀状は減少の一途をたどり、1000通を超えたときもあったが今年は約500通。それでも書かせていただく相手があることは幸せだ。11月15日から受け付けてもらえるが、新年に生きていないとさまにならないから正月三が日に書いて投函するようにしている。1月1日に届くのが礼儀だろうが、生きている証として慎重を期している。

 

それにしても旅立つ友の多さには心が痛む。いずれ同じ道をたどることになるが、健康長寿を心掛けて長生きをしたい。

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