平成27年4月24日(№6700) №80818
投稿日:2015.04.24
№80818
平成8年6月10日、広島で開かれた「ひろしまはがきまつり」に友に誘われて初めて参加した。はがきの伝道師と自称する坂田道信さんの講演を聞かせてもらった。坂田さんは同じ高校の3年後輩に当たる。入れ違いだったから直接会ってはいないが、はがき道における名声は知っていた。「はがきを書いたら人生がよくなるよ」という甲高い声は心に残った。
人生は悪いより良いほうがいい。さして負担なることではないので坂田さんの言葉を信じた訳ではないが、ともかく出会いのご縁を大切に会う人すべてに書かせていただいた。特に意味はなかったが、はがきの全てに「№」を振った。当然のことであるが、№00001は坂田道信さん、№00002は同席した寺田清一さん、その他は記憶にない。ご縁は広がった。
特にこの年から全国の「掃除に学ぶ会」の活動に参加を始めたから、手首の腱鞘炎になるほどに書き続けた。書き続けているといつの間にか習慣になって、ともかくその日のうちに返信を書かないと落ち着かない。特にエッセイストの故金平敬之助さんとははがきの親交が厚く、わずか10年で799通のはがき往来があった。ご存命であったらどうなっていたか。
はがき№はこのほど80000通を超えた。わが生涯の師として敬愛する鍵山秀三郎さんは、昭和8年8月18日生まれである。4月22日現在の最終№は80625である。かねてから鍵山さんには誕生日№をお届けしたいと願っていた。気の遠くなる時間がかかったが、願えば叶うものである。GWには№80818のはがきを書かせていただける。至福の時だ。
毎日11通強のはがきを19年間も書かせていただいた積み重ねが、はがき《№80818》の幸せをもたらしてくれる。