平成28年11月25日(№7163) 大相撲の楽しみ
投稿日:2016.11.25
大相撲の楽しみ
大相撲の今年の納め九州場所も終盤戦に入った。今場所は楽しみが3つあった。一つは先場所全勝優勝した豪栄道の連続優勝による横綱昇進である。二つ目は高安の大関昇進。これまで11勝、10勝を続けているから、今場所12勝なら大関に昇進できる。三つ目は負傷が癒えた遠藤の復活である。先場所は12勝3敗と好調だった。今場所は横綱大関と当たる。
一つ目の豪栄道の横綱昇進は八日目に審判たちの誤判により黒星を付けられたことでなくなった。一敗までは希望が持てるが二敗になってはダメである。更に連敗し先に期待を持たせるところまで落ちた。もっとも今場所は色気が出たのかもしれないが、邪念が入って相撲が粗末になった。あれでは横綱になっても恥ずかしい。三十歳超だから捲土重来は無理。
二つ目の高安は相撲がメタメタに悪くなっていた。ここまでとは思っていなかったが実力がないのだろう。この人も捲土重来は難しい。折角のチャンスを自分で潰してしまった。十日目で四勝六敗では勝ち越しも難しい。六勝九敗で平幕まで落ちたらもう這い上がれない。人生にチャンスは多くないが、たった一つのチャンスを逃しては残念ながらバツである。
三つ目の遠藤は期待以上である。勝ち越しの難しい位置でありながら、横綱大関に四勝した。特に白鵬を押し出したのは快哉だった。誰よりも勝ち、優勝数も多いが、勝ち方が汚い。横綱としての品格がない。外国人だからと見下しはしないが彼は大相撲を汚す。遠藤は立ち合いがいい。間もなく大関、そして横綱に昇進する。若い有望力士がたくさんいて楽しみ。