平成28年7月29日(№7064) 平均寿命が最高更新
投稿日:2016.07.29
平均寿命が最高更新
日本人の平均寿命は男性が80,79歳(前年80,50歳)、女性は87,05歳(同86,83歳)でともに過去最高を更新したことが、厚生労働省の調査で分かった。過去最高の更新は男性が4年連続、女性は3年連続だった。男性の1位は香港で81,24歳、日本は3位から4位に転落。女性のトップも香港で87,32歳、前年まで3年連続1位だった日本は2位に転落した。
27年生まれの日本人で75歳まで生きる人の割合は男性が74,6%、女性は87,7%、90歳まで生きる人の割合は、男性25%、女性49,1%だった。医学の発達は人間の寿命を益々伸ばす傾向にある。長寿は国の財政破綻を早めることになる。消費税のアップや経費の節減をしないと、負担は益々大きくなる。メディアは報道だけではなく、対策の提案も必要。
寿命が延びると同時に高齢者の認知症は増加の傾向にある。65歳以上の認知症は460万人、7人に1人の割合になる。認知症は自分では気づきにくいし認めたくもない。周りの人が気を付けて早期発見しなければ心配の数は増えるばかりだ。食事、金銭、服薬管理、洗濯、掃除、電話、外出などに見ることが出来る。加齢による物忘れとは本質的に違う。
高齢になると外出がおっくうになる。公共交通機関の利用もおっくうになる。必然的に外出から遠ざかる。益々認知症の条件が整う。認知症から免れる有力な方法は、外に出る、人に会う、話をする、ちょっぴり学ぶ、ことが有力な条件になる。歳を重ねたら何でもいいから社会参加することだ。遊びもいい、食事もいい、勉強もいい、それだけでいい人生が。
マルコシには高齢者のための勉強会がいろいろある。参加の高齢者は若返っている。まずは参加する。それから始まる。